満たされた塁

全ての塁が自分のチームの走者で埋まる......誰もが、少なくともファンの期待感が高まる。そして、どこかで「まあ1点は入るでしょ!」、と心に沸き起こる。

7月末の広島戦に勝ち、対広島の連敗を10で止めた時。それは虎の不動の遊撃手、鳥谷敬をスタメンから外した時でもあった。

「超変革」を掲げた今季の阪神タイガース。我慢して若手を起用し、かつ勝ちにもこだわるという難しいテーマに果敢に挑んだ。若手を我慢してここまで起用し続けている金本監督。だが、勝てないことで外野がうるさくなってきた。

彼は3年契約。3年である程度道筋を示してもらう。示せなかったらクビ。そういうプランのはずだ。

若手に「日頃の経験で、臨機応変に試合に挑め」、というのはできない。そこはベテランや中堅以上のレギュラー陣がしっかりと安定して引っ張っていく。それができていたのは福留孝介だけだった。彼には毎度負担を掛けてしまっていてファンとしても申し訳なく思う。

ゴメスと鳥谷、打たないとそして守れないといけない選手のパフォーマンスが良くなかった。金本監督が「ここまで不調になるのは予想できなかった」と言っていたことがあるけど、本当にそう。ここまで打てないと、勝てるはずもない。

場面で言うと、満塁。勝てない時はチャンスになっていなかった。力が入りすぎたり、転がせばよいのにポップフライを上げてしまったり。バント等の小技も失敗が続いた。点を取れる要素があまりになかった。

広島戦での連敗が10で止まった時、チームの連勝が始まった。そこから4連勝。セ・リーグで4連勝をしていなかったのは阪神だけ。

連勝をしているチームは、満塁に畳み掛ける攻撃ができている。10打席連続安打というチームとしての記録を作ったり(何でこんなに極端なのかなw)、小技をきっちり決めたり。ほとんどできていなかったことが、反対にできている。

メンタル的なものが大きい?同じ場面でのこの結果の変わりよう、しっかりと分析していった方が良いと思うんですよね。どれだけ良い方への状態を保つことができるのか。練習は現監督になってから量が増えたはずだから、メンタルトレーニングとかそういうものをもっと採り入れていくと良いのかもしれません。

分かりやすいところだと、打たないといけないゴメスに当たりが出てきたこと。打撃コーチが「低めの見極めができてきた」、と一昨日かぐらいにコメントしていたけど、それで好球必打ができるようになってきたんでしょうね。

そうすると、元々コンスタントに打っていた原口が活きてくるわけです。連打という形になりやすい。そうそう!

北條も得点圏打率が.160台だったけど、守備力が上がって二遊三と守らせてもらえるようになった。入れ替わりが激しい中、彼は一軍に定着し、試合にも出ている。守備が安定し、後は打ってくれればな、というところでここ数試合はタイムリーが出ていたり。

高山も本来の調子が戻ってきたし、一度不調になった分、「1年を通して試合に出る」というプロの大変さとリズムを学ぶことができて良かったのではないでしょうか。後は江越ですね。良い所まで来ているんですよね。

正直言って、負け続けていた頃はほとんど試合を見ていません。残念ですが、そうやってやり過ごすのが自分のスタイルなんです。薄情と言われればまあそうですね、甘んじて受け入れます。

だからこうして、良い感じの時に書き記しておこうとw

満たされた塁に、チャンスの神様。今の虎の選手たちにはそれが見えているのかもしれない。

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