弱きを埋める

阪神・植田"海"超えブレークだ!フェニックスL大活躍21の10 (2/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

成長曲線が一気に上向き始めた。U-23侍ジャパン入りした植田が持ち前の身体能力に技もからめ、2番打者としての存在感を発揮。まさに飛躍の時を迎えている。  

「いいところにいってくれればと思っていました。ファウルでもOKくらいの気持ちでいったので」  2打席凡退で迎えた0-2の六回一死。ロッテの2番手・信楽の初球を三塁線に転がしバントヒットにすると、続く八回の第4打席にも中堅手前にポトリと落としてマルチ安打を記録。出場6試合連続安打で21打数10安打、打率・476のハイアベレージだ。  

掛布2軍監督は「球の見極めがいいから結果が出る。間を作る打者だよね。簡単に早打ちしないし、いきなり仕掛けたりもする。2番打者として非常にいい味を出し、ベンチがやってほしいことをやっている」と絶賛した。  

今季、50メートル5秒8の韋駄天は自主練習時からバントをメニューに多く取り入れ、レベルアップに励んできた。その結果「気持ちの面で余裕ができましたね」。小技への自信が生まれ、ベンチの要求に応えるための準備ができ、打撃に好影響を与えているというわけだ。

「盗塁1」の記録もこの日は残している植田海選手。50メートル5秒8は普通に速いけど、盗塁の出来る足を持っているということ。

金本監督がいつか言ったことがある。「足が速い選手は何人かいるけど、盗塁を出来る能力を持った人がいない」。実際、2016年の盗塁数はセ・リーグでワーストの59。

そんなわけで、植田海の足には期待しているんよね。そして、自主練習時からバントをメニューに取り入れているということで、小技の精度も磨いている。阪神は小技もそんなに上手くない。この点でもまた、彼がチームの弱点を埋めてくれるかもしれないと希望が持てる。

バントも、バントヒットを狙えて、かつランナーを進める堅実なバントもできるとなれば、将来の2番もしくはつなぎの打順でレギュラーを撮ることができるかもしれない。

「簡単に早打ちしないし、いきなり仕掛けたりもする」、というのはかつての巨人・元木大介的なくせ者の要素もありそう。彼もやる気がないと思ったらいきなり引っ張ったり、得点圏の場面で集中力を高めたりする所があった。

植田海の他には、投手の望月にも期待している。来年出てくるかもしれない。今季最終戦に登板して153km/hを記録したのは記憶に新しい。球が速く、度胸がある。

ただ、筆者は横田慎太郎が好きなんですw 天性だけでやっていて、未だ完成せずという感じだけど、スケールの大きさを感じる。足は春先に塁間を駆け回っていたので速さは証明済み。当てるだけになってて内野安打がいつしか凡ゴロに変わっていってしまっていた。しかし、本当は長打力がある選手。「トリプルスリーを狙えるのは彼だ」と掛布さんも今年の春先に言っていた。

ところで、負け惜しみついでに言うと、2016年の阪神タイガースはセ・リーグで2位の防御率だったんですよね。投手の力で辛うじてBクラスのトップに滑り込んだということ。チームとして何もかもダメだったわけではないのが来季に希望が持てる点。

もっと打ってやれ。もっと走ってやれ。小技を絡めて相手投手に考えさせる時間を作ってやれ。

植田海には、怪我なく順調に育っていって欲しい。今の阪神タイガースのウィークポイントを埋めてくれる存在になるかもしれないから。

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